校内を歩いていると、「キャー!」という声。

声が聞こえたところで何が行われているのかと思って見てみると、そこはお化け屋敷。この時期、文化祭を行っている学校では、そのような場面を見かけます。素人である学生が企画して作ったお化け屋敷でも、思わず「うわっ!」となります。

それは、お化けが怖いから?でしょうか。……それは、あまりないですよね。学校の文化祭のお化け屋敷ですから、本物のお化けが出てくるわけではありませんので。

では、なぜ驚くのでしょうか。それは、「そこに何かが出てくるとは思っていなかった」からではないでしょうか。そのため、2回目に入れば、何がどこで出てくるかが分かっているため、最初ほどは驚かないでしょう。つまり、「何が」「いつ、何をきっかけに」出てくるかが分かれば、お化け屋敷も怖くないと思います。

これは、プロジェクトのリスクも少し似ています。

プロジェクトでのリスクマネジメントでは、リスク分析を行い、回避策や軽減策を検討することは行っていると思います。しかし、それだけではお化け屋敷対策にはならないと思います。

お化け屋敷対策としては、もう一つ必要です。「いつ、何をきっかけに起こるか」です。つまり、リスクが顕在化するきっかけとなるトリガーも想定しておくことです。

たとえば、以下のような検討です。

リスク:仕様変更が発生する
トリガー:設計レビューでエンドユーザから新たな要求が出る

このようなトリガーまで考えておけば、そのトリガーを事前に察知する方法を検討したり、トリガーそのものが発生しない対策を考えたりすることにもつながります

リスクは、「何が起こるか」だけでなく、「何をきっかけに起こりそうか」まで考える。ぜひ、プロジェクトのリスクをお化け屋敷と見立てて、リスク発生は怖くなくなる計画をしてみてはいかがでしょうか。

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