今年の夏も暑い日が続いています。今年(2026年)から、気温40度以上を「酷暑日」と称することに合わせるように、各地で40度を超える日が続いています。そのような日が続くと、30度を下回るだけで「今日は少し涼しい」と感じることがあります。

 しかし、同じ気温28度でも、それが4月であれば「暑い」と感じる人が多いでしょう。そのように、人は物事を絶対的な値だけで判断しているのではなく、その時期や周囲の環境との比較によって感じ方や評価が変わります。

 このようなことは気温だけではありません。「おいしい」「良い」「明るい」など、私たちが日常的に行っている多くの判断も同じです。人の感じ方や考え方は、置かれている環境や経験、その人自身の価値観によって変わるため、一つの絶対的な基準だけで評価できるものではありません。

 この考え方は、プロジェクトマネジメントでも意識する必要があります。例えば、「品質を良くする」とは具体的に何を意味するのでしょうか。その答えは一つではありません。お客様の期待やシステムの社会的な位置付け、プロジェクトやプログラムの特性などによって、求められる品質や評価の観点は変わってきます。

 そのため、何かを評価するときには、「誰にとっての評価なのか」を意識し、受け取る側の立場に立ち、「この状況では何を基準に評価すべきか」を考えることが大切です。状況に応じて評価基準そのものを見直しながらマネジメントすることが、プロジェクトを成功へ導くためには重要だと考えています。

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