近年、ゲリラ豪雨が発生する機会が増えています。ニュースでは、突然の大雨の中を傘もささずに走る人や、「まさか降るとは思わなかった」というインタビューを耳にすることがあります。こうした行動や判断の背景には、私たちが無意識に持つ「バイアス」が影響している場合があります。

代表的なものとして、私は次の2つを意識しています。

楽観性バイアス
物事を自分に都合良く解釈してしまうこと。非常事態でも「自分は大丈夫 だろう」考えてしまうことです。

正常性バイアス
予測しない事態に遭遇したときでも、現状を正常の範囲だと認識したくなること。「それほど深刻ではない」「そのうち解決する」と判断してしまうことです。

プロジェクトマネジメント上でもこれらの発生は見られます。
・他のプロジェクトで問題が発生したと聞いても、「自分たちはしっかりやっているから大丈夫」と考え、同じリスクを見逃してしまう。
・問題や進捗遅延が発生しても、「これまでも乗り越えてきた」と自己判断し、周囲に相談しないまま対応した結果、問題がさらに大きくなってしまう。

バイアスを完全になくすことはできません。バイアスが存在することを前提に、判断やマネジメントを行うことが重要です。

その方法の一つが、他のメンバーや関係者(ステークホルダ)へ意見を求めることです。でも、相手の都合もあるため、いつでも相談できるとは限りません。

そのため、生成AIに問い掛けることを習慣にしてみてはどうでしょうか。例えば、「この対応で見落としているリスクはないか」「反対の立場から見るとどんな懸念があるか」と問い掛けてみるのです。自分では気付いていなかった視点に気付き、自身のバイアスを客観的に見直すきっかけになるかもしれません。